フィリピンの公用語はタガログ語と英語だ。
特にマニラの場合、タグリッシュと呼ばれ70%タガログ語30%英語のごちゃ混ぜ語を話す。
私はこのタグリッシュが大嫌いだ。
うちのティムにもタグリッシュ禁止!って何度も言ってるが止めない。
これを聞くと正直”イラッ”としてしまう自分がいる。
おそらく私がタグリッシュという言語チャンネルを持っていないので、素のまんま対応しようとしてついていけなくなるのだろう・・・
タグリッシュはまるで”ルー大柴の変な英語”に値するような気がする。
言語チャンネルって勝手に名付けて呼んでいるが、いわゆる”モノマネ” ”なりきり”だ。
日本人で英語が堪能な人を見ていると、身振り手振り、ジェスチャー、あと表情も含めて日本語を話している時とガラッと変わる。特に声のトーンが一気に低く太くなる。
そして日本語に切り替わった途端にまるで付き物が取れたように元に戻る。
昔、物まね名人が言ってたことを思い出した。
「物まねする時って、実は表情や服装、仕草 全部含めないとマネ出来ないんですよ。」
当時それを聞いた時は「へぇ~そんなもんなんだ」と感じで軽く流していた。
私の場合は、Jとの出会いがそれに気付かせてくれた。
Jはビサヤ語を話す変なカナダ人。
※マニラはタガログ語でセブはビサヤ語。
当時私は語学学校の居候、彼は同じ学校で先生をしていた。
ビサヤ語を話す変な日本人とカナダ人コンビで毎晩遊びまくった。
その頃、私は英語がまだ超ビギナーだったので彼とビサヤ語で話す機会が多かった。
Jのビサヤ語は私が言うのもなんだが、変だった。
”外人の話す日本語”をイメージすると分かりやすい。
学校で
「Jのビサヤ語やりまーす」みたいな感じでよく皆の前でモノマネやるとすごくウケた!
Jの仕草や、表情も全部マネしているうちにJチャンネルが出来上がってしまった・・・
この”Jチャンネル”は私をその気にさせてくれた。
Jのマネをしながら英語を話すと、かなりイケル!
なぜならJのビサヤ語はネイティブイングリッシュスピーカーのサウンド材料で更生されていたからだ。
知らず知らずのうちにJのビサヤ語から英語を学んでいたのだ。
Jは天才だ!
その経験を元にセブアブノーマル日本語教室で新メソッドを開発してみた。
「カナカナ英語で学ぶ日本語」
ちなみに私の授業では日本人の話すカタカナ英語から入門する。
「アイ アムウ ジャパニイイズウ 」
日本語の場合、必ず”アイウエオ”の母音で終わらなければならない。
日本語を勉強する外人、英語を勉強する日本人はまずここを意識すべきなのではないかと思う。
せっかく一生懸命フレーズ覚えても全部母音で終わるカタカナ英語を話してはもったいない!
「カナカナ英語で学ぶ日本語」
一見ナメたタイトルに見えるが、
”日本語の材料で構成された”カタカナ英語”を何度も話すうちに日本語らしいサウンドが身につくシステムだ。
本当に身についたかどうかは不明・・・・
ところで、
モノマネ得意な人は英語がすぐ上達すると思う。
なぜなら外人のモノマネすれば済む話だから。
それに気が付いた日から私はビサヤ語も、タガログ語も誰かのマネをしつつチャンネル作りに励んだ。
日本人チャンネルのまま英語を勉強し続けても”コテコテのカタカナ英語”の域を脱しえないような気がする。
私の変なやり方がベストではないかもしれないが、ひとつの変な正解であるような気がする・・・・
最近では”外人の話す変なイングリッシュ的日本語から学ぶ英語”というメソッドを開発しようかなと思いながら生活している。
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特にマニラの場合、タグリッシュと呼ばれ70%タガログ語30%英語のごちゃ混ぜ語を話す。
私はこのタグリッシュが大嫌いだ。
うちのティムにもタグリッシュ禁止!って何度も言ってるが止めない。
これを聞くと正直”イラッ”としてしまう自分がいる。
おそらく私がタグリッシュという言語チャンネルを持っていないので、素のまんま対応しようとしてついていけなくなるのだろう・・・
タグリッシュはまるで”ルー大柴の変な英語”に値するような気がする。
言語チャンネルって勝手に名付けて呼んでいるが、いわゆる”モノマネ” ”なりきり”だ。
日本人で英語が堪能な人を見ていると、身振り手振り、ジェスチャー、あと表情も含めて日本語を話している時とガラッと変わる。特に声のトーンが一気に低く太くなる。
そして日本語に切り替わった途端にまるで付き物が取れたように元に戻る。
昔、物まね名人が言ってたことを思い出した。
「物まねする時って、実は表情や服装、仕草 全部含めないとマネ出来ないんですよ。」
当時それを聞いた時は「へぇ~そんなもんなんだ」と感じで軽く流していた。
私の場合は、Jとの出会いがそれに気付かせてくれた。
Jはビサヤ語を話す変なカナダ人。
※マニラはタガログ語でセブはビサヤ語。
当時私は語学学校の居候、彼は同じ学校で先生をしていた。
ビサヤ語を話す変な日本人とカナダ人コンビで毎晩遊びまくった。
その頃、私は英語がまだ超ビギナーだったので彼とビサヤ語で話す機会が多かった。
Jのビサヤ語は私が言うのもなんだが、変だった。
”外人の話す日本語”をイメージすると分かりやすい。
学校で
「Jのビサヤ語やりまーす」みたいな感じでよく皆の前でモノマネやるとすごくウケた!
Jの仕草や、表情も全部マネしているうちにJチャンネルが出来上がってしまった・・・
この”Jチャンネル”は私をその気にさせてくれた。
Jのマネをしながら英語を話すと、かなりイケル!
なぜならJのビサヤ語はネイティブイングリッシュスピーカーのサウンド材料で更生されていたからだ。
知らず知らずのうちにJのビサヤ語から英語を学んでいたのだ。
Jは天才だ!
その経験を元にセブアブノーマル日本語教室で新メソッドを開発してみた。
「カナカナ英語で学ぶ日本語」
ちなみに私の授業では日本人の話すカタカナ英語から入門する。
「アイ アムウ ジャパニイイズウ 」
日本語の場合、必ず”アイウエオ”の母音で終わらなければならない。
日本語を勉強する外人、英語を勉強する日本人はまずここを意識すべきなのではないかと思う。
せっかく一生懸命フレーズ覚えても全部母音で終わるカタカナ英語を話してはもったいない!
「カナカナ英語で学ぶ日本語」
一見ナメたタイトルに見えるが、
”日本語の材料で構成された”カタカナ英語”を何度も話すうちに日本語らしいサウンドが身につくシステムだ。
本当に身についたかどうかは不明・・・・
ところで、
モノマネ得意な人は英語がすぐ上達すると思う。
なぜなら外人のモノマネすれば済む話だから。
それに気が付いた日から私はビサヤ語も、タガログ語も誰かのマネをしつつチャンネル作りに励んだ。
日本人チャンネルのまま英語を勉強し続けても”コテコテのカタカナ英語”の域を脱しえないような気がする。
私の変なやり方がベストではないかもしれないが、ひとつの変な正解であるような気がする・・・・
最近では”外人の話す変なイングリッシュ的日本語から学ぶ英語”というメソッドを開発しようかなと思いながら生活している。
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コメント
コメント一覧 (16)
男前のジャンルが違うのでやめました(笑)
シルベスター・スタローンもトライしましたが、
彼の英語自体聴き取り不可能なので断念。
ですが声のトーンを落として話すと良いみたいですね。
個人的な印象ですが、日本人の多くは声が甲高いんですよ。
職場の前のデスクの女子が近々声でイライラしていました。
男性も何故だか甲高い。
腹から発声できていない証拠ですね。
ま、11月から人事異動で静かな職場になったので問題無しです。
ロートーンボイスの女性、好きですね(笑)
ジョージクルーニーですか!?
なかなか良いとこ行きますね!
スタローンはアメリカ人も何言ってるか分らないそうです(笑)
車でいうとアイドリング時の音的な感じで話すとネイティブっぽいサウンドで話せるような気がします。
できるだけ唾を飛ばしながら話すと良いようなきがします。
以前アメリカ人と話して服が唾だらけになった言葉あります。
ホントに唾はかれている可能性も否めないですが・・・・
昔、ディープスロートってエロ映画がありましたが、
アメリカ人は喉使うのがお得意なんですね。
興奮するとよだれっぽいのが出るアメリカンもたまにいます。
あんな興奮して、運子漏らしてしまわないか心配しています、いつも。
我嫁、異母姉の世話になりマニラで小学・高校を苦学生として、優秀な成績で卒業した(あくまで自己申告だが)、と云っています! 話半分と聞いていましたが、ある時タガログ男達との酒宴時に、タガリッシュが出た! 聞いているララケ達は沈黙してしまいました! 傍で聞いていた私も、カッコ良く思えたし尊敬の念も憶えました!
一般P国民・・・欧米人の様なマシンガントークに対しては弱そう!(イギリスの勝新の様になりたい!)
私のビサヤ語発音の構築材料は、ほぼ全て嫁からのものなので、
おそらく発音、表現がそうなっちゃってるんでしょうね。
話は飛びますが、モトボサツさんは英語で考え事、されますか?
私はとんでもなく性格が変わってしまうのでやめました~_~;
「文化は言語に依存する」というのを実感させられたわけですが、
その理論をそのままタガログやビサヤ話者に当て嵌めると…
あはは(笑)
言葉は文化だと思いますんで、やっぱりタガログ語かビサヤ語で考えてるんでしょう。
でも、金持ちの家庭に遊びに行ったら英語で会話してましたよ、あれってエリート意識?
昔、1ヶ月セブで英語漬け日本人との付き合いなしの生活をしていたら、脳ミソが痛くなったのを思い出しました。夢も英語で見ていたような~ ポリポリ!
タグリッシュとかタガログを自慢げに流暢に話す在比邦人が多くいますすが彼らはローカルにどのように評価されてるか考えた事もないのでしょう。
女房は比人ですがファミリーとの会話は全て英語(米語ではないです)で自分が居る時は気を使うのかタガログはありません。
女房とは英語なので最初は勘違いもありましたがそこは夫婦、大きな問題を生じた事はありません。
長くいると以心伝心なのか問題皆無です。言葉なんてそんなものではないでしょうか。自分はタガログで分かるのはスペイン語と同じ数字だけです。
いくつかの言葉(生活用語)を理解し話しますが覚えるコツは赤ん坊、幼児と同じでシーンを観て覚えしゃべるだけです。言葉なんてそんなものです。
こんにちは。
英語で話すときは英語チャンネルに切り替わっているので、性格も相当ドライな感じになっています。だから込み入った話をする時は日本語でやりたいですね。心が伝わらないです・・・
こんにちは。
英語の場合やっぱ英語的なマインドで会話をするので、私の人間性とかわかってもらえないです。だからあえて、日本人には日本語で話をしたいですね。ビサヤ語の時はけっこういい加減な性格になっちゃいます(笑)
こんにちは。
コメントありがとうございます。
そうですね。言葉って会話の要素の10%以下だと思います。
日本語でまともに人と会話が出来ない人がナンボ英単語や文法覚えても、おそらく日本語の時と同じで黙ったままなのかな・・・・って思います。
だからまず英語勉強する前に日本語と人間関係鍛えたほうがいいですね!
いつもモトボサツさんのブログを楽しく拝見させていただいております。
私も以前から例えばテレビを見ている時、英語とタガログ語を無意味に混ぜて話すのを聞いて理由も無く「イラッ」とする一人で、私と同じ感覚の人がいることに感動しました。
私はフィリピン人と会話する時は、仕事中もプライベートでもほぼ100%タガログ語
で話してます。それはやはりフィリピン人にとっては階層に関係なく、タガログ語、そして多数ある方言が母語であり、決して英語が母国語ではないからです。相手の人間性、そして本質的な部分を理解するためです。英語で話す時は英語のチャンネルに切り替わっているというモトボサツさんの意見の通りで、フィリピン人も同様にタガログ語と英語を話す時はチャンネルの切り替えとしていると思います。ですからフィリピン人を理解するには、相手の母国語を理解し、話すことが近道であると考えております。
ただ中には日本人がタガログ語を話すことを「ローカルにどのように評価されてるか考えた事もないのでしょう。」と批判めいて書いていらっしゃる方もいるようですが、この意見には大いに疑問ですね。
私もセブアノ語とは違いますが、イロイロに6年程おりましたので、同じビサヤ語でも
イロンゴ語は多少話せますので、機会がありましたら、ビサヤ語についてでもお話できる機会があればと思ってます。
今後も楽しいブログを期待いたしております。
はじめまして。ブログ読んでいただいて有難うございます。
深い!
たしかに私はタガログ語を話すときはそのチャンネルに完璧に入ります。
だからフィリピン人の微妙な心理というか通じるんだなと確信しました。
重大なヒントをありがとうございます。
> で話してます。それはやはりフィリピン人にとっては階層に関係なく、タガログ語、そして多数ある方言が母語であり、決して英語が母国語ではないからです。相手の人間性、そして本質的な部分を理解するためです。
大学で日本語を教える際に極力ビサヤ語で教えていますが、なるほどですね。
色々とピンとくるものがあります。
タガログ語が手付かずなのも、日本での生活において優先順位が低いからです。
自分以外の人との関係の仕方は人それぞれなので、英語しか話さない、というのが否定されるものでは無いと思いますが、
相手をより深く理解する1要素として母語は必須なんじゃないですかね?
私はビサヤ語を話す時は少なくともフィリピン人の気持ちと顔になっています。
表情や仕草、声のトーンも全部チャンネル切り替わります。
そうなると当然フィリピ人同士の会話という感じになり、奥さんからも本音が聞けるはず!