先日セブでビジネスをしているオーストリア人と会った。

「デング熱と座禅に詳しい日本人がセブに居るよ」

だるまの大将の紹介で彼はやってきた。

数年前ある場所で一度だけ会った事があったが、その時は豪快で屈強な西洋人というイメージだった。

しかし、今はすっかり痩せて小さくなった感じがする。

突然あるきっかけでそうなってしまったのだった。

そして今は座禅を通じて回復したいと考えてるとの事だった。

彼は今までの経緯を話し始めた。

現在はマクタン島に住んでいるが、それまでは奇遇にも私と同じビレッジに住んでいたらしい。

昨年ある家を見つけた。

立地、ビジネスの利便性等考え、どんぴしゃな家を見つけ、大金かけて補修した。

住み始めてすぐに異変が起きた。

いつも体がだるく、エネルギーが抜けていく感じが続いたらしい。

食欲が落ち、どんどん痩せて行った。

しかし病院へ行ったが特に病気という訳では無い・・・

ある日ベッドで寝ていると、家の周りを黒い影がグルグル回るのを見てしまった。

近所の人の話では、元々の家主が以前変死したらしい。

実はその20m手前の家でも数年前に一家惨殺が起きている。

まさか!?

悪魔の棲む家・・・・
haundedhouse

特に霊感が強い訳でも無く、いままでアスワンすら見たことが無い彼だったが・・・何かを感じた。

アスワンはココをよかたら参照してみてください。

2名の悪魔祓いを神父を呼んだが遅刻して来た挙句、全く効果が無かったらしい。

遅刻&ドタキャンで有名なフィリピン人神父は完全に悪魔になめられるやろ・・・www

映画では家の中で変な事が起こってもしばらく住み続け悲惨な事件に巻き込まれて行くが、

彼は思い切ってその家を去った。

地縛霊の類なのか?

ところで、九州では霊が住むという事で有名なのは犬鳴峠。

近隣で悲劇が起きることでも有名なだ。

固く封印された旧道・・・

inu


入居してわずか4か月。

英断だったと私は思う。

そのまま住み続けていれば今頃・・・

彼の体調は解放へ向かっているらしいが、まだ十分ではない。

いつものカフェで1時間半ほど座禅に関する話をした。

まさか日本での座禅修行経験がセブで役に立つとは夢にも思わなかった。

人生無駄な事は何もない。

彼は母国に居る時、禅の心得のある友人から手ほどきを受けたことがあるらしい。

ヨーロッパではオリジナルの日本より座禅がずっと流行っているらしく、辛い修行というより、ヨガやエクササイズ的な明るくファッショナブルな感覚で行われているようだ。

しかし、それは私の知っている座禅とは少しかけ離れた忍者映画チックな内容に書き換えられていた。

私はこれは今更ありだと思う。

元々仏教はインドでお釈迦様が開発した”ストレスを失くすメソッド”。

しかし、それが中国へ渡り、それから日本へ入って来た頃には既にオリジナルの釈迦の想いとはかけ離れた形になってしまっている可能性は否めない。

たぶん本人が居たら、「いやいやそうじゃなくて・・・」と言われそうな気がする(笑

セブのキリスト教も同じだ。

これもずいぶんオリジナルとは遠くかけ離れているのではないだろうか?

たとえば、本来のキリスト教は偶像崇拝を禁止している。

勝手にサントニーニョの人形を作り、税金も払わず売りまくっている(笑

そんな似非人形片手に一生懸命偶像崇拝にふけるセブの人々。

一方、犯罪は横行し、私の2000ペソもわずか30分で消えてしまう有様だ。

ココをみてイメージを膨らませていただけると嬉しいです

P8220960

終いには聖母マリアの顔もサル系に描かれる始末・・・
鼻の下長すぎやろ・・・ 本人が見たら泣くばい

ところで座禅は心の平安が身体の健康を導くプロセスだ。

そこに祈りも願いも何もない。

実は英語で禅について語ったのは初めてだ。

微妙なニュアンスは非常に難しい。

禅は単なるきっかけと入口だ。
 
一時的に何かを悟ったりするかもしれないが、それはほんの一過性なものだ。

座禅しなくても禅な生き方が自然に出来るようになるのがゴール。

「モトボサツさん休みって何時ですか?」

「特に休みは無いです。全部人生です。」

私の場合、仕事とプライベートが無い状態が10年程続く。

これが人生全部が禅ですと腑に落ちた時に私の修行は終わる。

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