日本で不倫は文化だと誰かが言っていたが、フィリピンでは遅刻は文化だ。

SMのバーゲン以外は普通に遅刻してくる。

モトボサツ調べ 平均均遅刻時間40分

小学校だろうが大学だろうが、そのマインドは全く同じ。

社会人になっていきなり変わる事は難しいだろう。

フィリピン企業だと共通マインドでOK Lang。

しかし、間違って日系企業または語学学校へ就職した日には不可解な地獄がお互いに始まってしまう。

ところで、

私は15分前に教室の前に行き、前の授業が終わるのを待つ事にしている。

時間前に教室前にスタンバイするなんで警察呼ばれるレベルで超変質者。

しかし、これも授業の一環だと意識的にやっている。

日本語を教えるのが私の任務だが、日本および日本人の常識を理解させる事のほうが将来の役に立つと感じる。

最初の授業でそれを宣言したが、サルの耳に念仏な予感・・・

前回の授業。

定刻になっても誰も来ない。

ふと考えた。

ひょっとして歌とか踊りのイベントがあって、私に報告が無いだけ・・・?

すると3名だけ生徒がノコノコやって来た。

私の殺気を感じたのか入口で固まった。

今日なんで生徒がおらんとね?
「Nganong wala man estudyante ron?」

その学生はクラスメートへ電話をかけ始めた。

10分後ぞろぞろ入って来た。

ここフィリピンで10分お遅れで教室へ来るなんて全然Ok。

なぜなら先生も15分以上遅れてくるからだ。

全員がそろったところで吠えてみた。

なんであんた達はCNUに入学したとね?
「Nganong nienroll man mo diri sa CNU?」

無言
「・・・・」

貧乏だからやろ?
「Kay pobre mo!」」

もし金持ちやったら、大学に入る必要なかとばい。
「Kong datu mo, dili kinahanglan muenroll ug collage」

金が金ばどんどん作ってくれるけん、あんたたちゃ遊んび回っとってよかさ
「Ang kwarta ninyo mutrabaho pra ninyo, pwede ra mo magsoroy soroy lang」

でも、金がなかったら努力して勉強も一生懸命せんばいかんやろ
「Pero wala pa moy kuwarta, kinahanglan magkugi mo , study hard jud」

時間ば守る、もし遅れる時は事前に報告する、これも修行の一環ばい
「keep time , inform mo nako kung malate mo, disiplina sad na sa inyoha」

もしこれば本当の商談やったらチャンス失なっとったとぞ
「kung tinuod ni nga business meeting, nawala na inyong chance」

ここフィリピンでは説教は不毛だ。

そして危険でもある。

相手によっては帰り道ヤラれる。

この手の会話もヤバい。

プライドの高いフィリピン人は馬鹿にされたと怒り出す事が多いのだ。

しかし、どうなってもいいと思いながらでないとわざわざ教壇へ立っている意味を感じない。

自分の生徒たちには少しでもマトモになってほしいと願うのが教える側の欲なのだろう。

わかっている。

時間を守る。

事前に報告する。

当たり前の事に思えても、キャツ等にとっては100mを9秒代で走れと言われている位難易度が高い・・・

刷り込まれた常識と人生における優先順位の違いの壁は分厚い。

悪気が無いのもわかっている。

しかし、日本語というより日本および日本人そのものを教えると宣言してしまった手前、嫌われてでも体を張って遂行しかければならない事だろう。

今日ちゃんと来るかな・・・

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